C.B.N.とは

コミュニティ・ビジネスとは？

コミュニティ・ビジネスは、地域社会の課題や問題の解決を目的とした、住民主体の地域ビジネスです。
みなさんの身の回りで困っていることはありませんか？高齢化で独り身のお年寄りが心配、子育ての相談相手がいない、町にゴミが散乱している・・・などなど、そんな地域の問題や課題を、解決する方法がコミュニティ・ビジネスです。
コミュニティ・ビジネスは普通のビジネスとはちょっと違います。コミュニティ・ビジネスは、人と人のつながりを大切にした「あったかいビジネス」です。ガンガン儲けようという発想ではありません。
地域を活かし地域に活かされる継続性をもった活動。それがコミュニティ・ビジネスです。

★コミュニティ・ビジネスのポイント

1. 地域の人々の自分おこしになっていますか？
2. 地域が抱える社会問題の解決に寄与していますか？
3. 新しい人間関係や協働関係を創造していますか？
4. 地域の元気づくりへの貢献と事業性のバランスがとれていますか？

（『コミュニティ・ビジネス起業マニュアル』p.83より）

たとえばこんな事例があります

★３８度の急斜面を利用して、最高のワインを障害者達の手でつくっています。
（ココファームワイナリー（栃木県））

★自然エネルギーの普及啓発を目的に、学校などへの出前講座や、環境リーダーを育成しています。
（NPO法人ソフトエネルギープロジェクト（神奈川県））

★子育てを終えた女性たちが自分たちの働く場をつくりました。地域資源を活用した地産地消のレストランをメンバーで協力しながら経営しています。
（花農場あわの（栃木県））

目的

コミュニティ・ビジネス・ネットワークは、よりよい市民社会の形成を目指し、
・コミュニティ・ビジネス活動の情報発信、交換、交流の場を提供し、活動を支援
・コミュニティ・ビジネスの 普及・啓発
を実践する、民間非営利団体です。

経緯

１９９４年、「地域社会」の衰退を危惧した２つの民間研究所、ヒューマンルネッサンス研究所（HRI）と計画技術研究所が、この衰退現象をくい止めるべく、共同で「地域を元気にする事業をコミュニティ・ビジネスとして普及させていく」ことができないかという視点から、コミュニティ・ビジネスを創出・支援する仕組みの検討しはじめました。
この検討の中で、当時アメリカで普及していたインターミディアリー的な組織の必要性が提唱され、１９９７年３月には、研究の中心的役割を担っていた細内信孝（当時HRI所属、現在はC.B.N.理事長およびコミュニティビジネス総合研究所所長）を中心に、同好の士約８０人で、「コミュニティ・ビジネス・ネットワーク（C.B.N.）」が立ち上がりました。
１９９８年３月には（有）すみだリバーサイドネットと共同で墨田区に事務所を開設し、コミュニティ・ビジネスの創出支援や、講演会など多彩な活動に取り組み、多くのメディアにも取り上げられました。
１９９９年度をもって、C.B.N.の事業に関するヒューマンルネッサンス研究所の支援が終了。これに伴いC.B.N.も解散の危機に見舞われましたが、２０００年７月、これからの社会においての必要性を強く感じていた有志により、新たにコミュニティ・ビジネスの普及・啓発活動を進めることを目的とした新生C.B.N.が発足。現在に至っています。

組織

著作

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